最後のわがまま

February 12, 2016

おはようございます。

今回は日常的なブログを書きたいと思います。

 

先日、私は82歳のおばあちゃんとお友達になりました。

 

仕事で某病院に行った時のお話です。

 

待合室を歩いていると、50代の男性と車イスのお婆ちゃんが言い争いをしていました。

 

お婆ちゃんの剣幕に周りは二人を遠くから見ている感じでした。


お婆ちゃんは『二度と来るな』を連呼していました。男性は耐え切れず『また来る』と言って帰って行きました。

 


止まってた時が流れ出したかのように、人々が動き始めました。

でも、一人だけ、そこに止まったままの、お婆ちゃん。


私は、お婆ちゃんの傍へ行きました。『大丈夫ですか?』『気分は悪くないですか?』お婆ちゃんは、そっと顔を上げると沢山の涙が溢れていました。


お気に入りのハンカチを差し出すと、初めはためらっていたのですが涙を拭いてくれました。

ハンカチを見たお婆ちゃんが『あんた、べにつき さん?変わった名前だね。』って少し笑ってくれました。


それから、お婆ちゃんと沢山の話をしました。


お婆ちゃんは、この病院の入院患者さんで言い争いをしていたのは息子さんだそうです。東京で仕事をしている為に、たまに逢いに来てくれるそうなのですが、『自分が面倒看るから東京に行こう』と言われたそうです。


でも、お婆ちゃんは、撥ね退けるしか出来なかったと言います。


親一人子一人で
『息子は優しいんです。私が東京に行くと、息子を困らせてしまう。だから、このまま、このまま、ここにいます。私の最後のわがままです。』


そう言うと肩を震わせながら、また泣いてしまいました。


私はかける言葉がありませんでした。

落ち着くまで手を握ってあげるしか出来ませんでした。

親を思う子供、子供を思う親の心。

息子さんに伝わっているでしょうか?

どんな思いで息子さんは東京に帰って行かれたのでしょうか?

愛されている事に気付いているのでしょうか?

 


、、、きっとお婆ちゃんの息子さんだもの分かってるからこそ『また来ます。』と言われたんでしょね。


お別れする時、『お婆ちゃん。私、べにつき じゃ無くて、こうげつ だよ。』と伝え直すと『こうげつ さんか、良い名前だね。歌舞伎役者さんか?』って笑ってくれました。

可愛い顔をして笑ってくれました。


次回、お婆ちゃんに折り紙を教えて頂く約束をしてきました。


楽しみが、また1つ増えました。


お婆ちゃんと息子さんの出逢いに感謝して。ありがとうございました。

 

 


この日常的な出来事を読み心に伝わるものがあれば嬉しく思います。
伝えられない思いがあります。

伝える事が出来ない気持ちがあります。


どうか、遠方に身内がおられる皆様。

また、一緒に暮らしていらっしゃる皆様。


言葉が全てでは無いかもしれません。


我が子、我が親、我が恋人、我が妻、我が夫、我が友、あなたの大切な人々が言葉に出来ない思いを胸に抱いてるかもしれません。


そこには伝える事の出来ない『愛』がある事を知って頂きたいです。

 


全てに感謝して   合掌

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